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酵素の発見と研究の歴史

今では酵素の働きは人間のみならず、
動植物にとって大変重要なものであるという研究結果が出ていますが、
どのようなメカニズムを経て起こるのかについては解明されていませんでした。

厳密に言えば18-19世紀の時点で、胃分泌液による肉の消化、
植物抽出液や唾液による澱粉から糖への転化は現象としてはとらえられていたわけですし、
それ以前も、有史以来、世界各地でビール、ブドウ酒、酒などのアルコール飲料を醸造し、
ヨーグルト、チーズなどの酪農品を作り、食酢やみそ、
醤油などの調味料の製造を行ってきましたが、
ただこれが酵素の働きによるとは科学的に証明されていなかったわけです。

酵素が科学との「出会い」を果たしたのが、19世紀、フランスの生化学者、細菌学者であるルイ・パスツールが、
酵母によって糖がアルコールに発酵される現象を調べていたことがきっかけとなります。

彼はアルコール発酵を「発酵素 ferment」(生命体の中でのみ機能すると考えられていた)と
呼ばれる酵母細胞の持つ生命力によって触媒された」と結論付けます。
つまり、酵母細胞というものの存在を、動植物の活動から切り離し、
独立するものとして認めたわけですね。

パスツール以降、さまざまな科学者の研究を経て酵素が生体細胞の外でも機能することが示された後、
酵素の生化学的本性とはなにか?という議論に移っていきました。

やがて酵素が結晶化可能であることの発見を得、X線結晶構造解析による酵素の構造決定へと流れていきます。
酵素の研究は実にさまざまな発見とともに、その科学的な成果がみとられていきました。

酵素関連研究におけるノーベル賞受賞者だけでもこんなにいます。

年代 研究者 受賞分野 研究内容
1924年 A.ハーデンH.フォン・オイラー・ケルピン 化学 糖類の発酵とこれに関与する諸酵素の研究
1931年 O.H.ヴァールブルク 生理学・医学 呼吸酵素の特性および作用機作の発見
1946年 J.B.スマーノースロプスタンレー 化学 ・酵素の結晶化・酵素とウイルス蛋白質の純粋調整
1965年 J.モノーF.ヤコブA.ロウフ 生理学・医学 酵素およびウイルスの合成の遺伝的調節に関する研究
1972年 W.H.シュタインS.ムーア 化学 リボヌクレアーゼ分子の活性中心と化学構造に関する研究
1975年 J.W.コーンフォース 化学 酵素触媒反応における立体化学的研究
1978年 W.アルバーH.O,スミスD.ネーサンス 生理学・医学 制限酵素の発見と分子遺伝学への応用
1989年 S.アルトマンT.R.チェック 化学 リボ核酸(RNA)の触媒機能発見

とまあ非常にたくさんの方々が。
それだけ酵素を研究する研究者が多く、また研究し甲斐のある奥深い分野だったわけですね。

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